存在者の存在に応えて語ることが哲学である

昨日悲しいニュースを見て…
普段はあまり見ないようにはしているけど。
図太かったはずで…いつからこんなに繊細っぽくなったのか…

昨日はそのニュースから目が離せなくなり
すぐにとても具合が悪くなり。
それでも聞くのをやめなかった…
そしてとにかく悲しい
かつて似たようなニュースを見ても
ここまでにはならなかったのに。。。

こんなに。こんなに。
悲しいことはあるんだろうかと
何度も夜中起きては…吐き気と頭痛が続いた
これまで…こんなことってなかった。

明け方にある感覚が届いて、
『本当は誰も悪くないし。本当はどんな人にも【正しい自分の世界がある】』
それを感じて…とまどう。
それからそれは危険な考えだとも思う

彼の立場から見れば
その悲しみはお前のくだらない正義感か?
それともお前は哀れんでいるのか?
それともお前は役に立たない理想でも俺に突きつけているつもりか?
そんな言葉が聞こえて来そう

してはいけないことが必ずあって
それは間違いなくそうなのだけれど

どんな人の中にも…その人なりの正義というものがあり
その人なりの自分への向き合い方で
出来上がったものがあって。。。
だれが…ただすべてを【悪い】とだけで片付けられるんだろうか

だけどもちろん。
わたしに子供がいて…もしくはわたしの家族や、とても大切な人たちがもし傷付けられた場合
それでも彼の正義に対して
寄り添うことはできるのか…とも思う

またわたし自身がなぜあの場にいなかったんだろうとも思う
誰でもよかったのなら…なぜわたしではなかったのか。。。
どうして彼らだったのか。。。
そしてどうして…彼だったのか

似たような人はきっと山ほどいるはずで
これを見てなにを思うか
彼と自分を重ねるような人たちが今なにを考えているか
そして彼に対してなにを思うのか

また…あの時の詳細がまだ見えてこない中でも
あの日あの瞬間に
傷付いてもいいから止めることに加勢できなかったのか…したのか…
どうしてみな自分を守りたいと思うのか。

ではわたしは本当にそこにいて
彼に飛び込むことはできるのか
あやしいと感じる人に声をかけることはできるのか…

どうせなにもしないくせに。
今さらなにを思うのか。
どうせ…こういうことだってその場にいない人の戯言でしかないのに。

彼の相談を受けていた先生は…
今なにを思うのだろうか
だれが悪いということで話が終わるのではなくて
育ちがとか…親子が、教育が、環境がとか…まして病気だからとか…
今すべてそうではない気がしていて。。。
新幹線の安全だとか、システムだとか、社会がだとか、全くそうでもなくて。

彼の心にだれが寄り添っていたのか…
彼が読んでいた本を見て
彼の考えを…だれがまっすぐ聞いてあげていたのか

孤独は彼が望んで作っていったものとしたとして
そうであっても。。。
だれが…彼のありのままを受け止めていたんだろうか。
そのような人はいたんだろうか

彼の本当の気持ちは
この先も誰が聞くのだろうか
誰が受け止めていくんだろうか

このようなことが起こらないために
という感じではなくて
このようなことはこの先も続くのかもしれなくて…

目の前の人がとか。自分でさえも。
誰になっていたかは、わからないわけで
みな同じ可能性の中で生きていて
今は違うというだけ。
今は彼と違うと思いたいとか。
今は近くであのようなことは起こらないと
思いたいとか。。。
起きたことを目の前にして…そこにいなかったというだけ

とにかく…誰があの場にいて
誰が誰の立場になっていても
おかしくはなかった

どんな話も…人の話をきちんと聞くということや
誰がどうであったとしても
話すこと。聞くことをやめないということ。
そんな単純なことが…
いちばん毎日必要なことなのかもしれないとあらためて思う

たった1人でも…
たとえば実際に会えなくても…
近い存在じゃなくても…
それができる世界だから。

もう誰が悪いかではなくて…
誰が悪で誰が善でということではなくて…
かわいそうなのは誰で、加害者が誰で、被害者が誰で
そうではなくて…みんなおんなじだから。

わたしもおなじおもいは…
もちろんまったくおなじではなくても…
あるはずで…理解はできるという可能性も同じ様にある

聞いて欲しいわけじゃなくても
理解してくれと頼んでなんかいないというのかもしれないし
もう遅いとか…わかるわけがないとか…
そう言うのかもしれない

それでもいいよ。。。

ただ単純に…きっとおなじような痛みを
感じた瞬間があるのかもしれなくて
きもちを知りたいと思ったし
受け止められるかわからなくても
聞いてみたいとも思った

あなたが本当に伝えたかったり
あなたが本当にしたかったこと

やり残したことではなくて。
もちろんそれを遂げてもいい…

可能性は信じている
どこかにかならず…あなたの声を聞く人がいる
もし、いたとして…
聞いてくれてた人たちにもし。
裏切られたと感じても
かならずまたいる  どこかにはいる

もしも…それが人間という種でなくても
あなたの言葉を聞いてみたいと思うものはある
待っているものや…待っている世界がある

この声もまた…今聞こうとしなくてもいい
どうこうしようとしてるつもりもなく
ただ可能性を信じてる

あなたの中のものも。わたしの中のものも。


『罪と罰』…子供の頃読んだな。
また読もうかな…

ハイデッカーの言葉で繋がると祈る。。
まだまだ深く理解できることはあるよ


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存在するけど、しない… 癒しと魂の導きを セッションでは、 年代、生物種生死問わず魂と繋がりながら 自分では気付かない本当のあなたが望む声を 知るお手伝いをします。 必要な答えに自ら辿りつく為の気付きへ…

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