苦しみの理解

苦しみは、仏教では108つ
四苦八苦という言葉があり
4×9+8×9=108

人生において、生・老・病・死の四苦
さらに
愛別離苦(あいべつりく)
怨憎会苦(おんぞうえく)
求不得苦(ぐふとっく)
五蘊盛苦(ごうんじょうく)
これらを組み合わせたものが八苦です。
これらの重い苦しみすべて「四苦八苦」。

また、算命学でもお伝えする暦を由来とする説もあります。
春夏秋冬の四季をそれぞれ6つに分けて名付けたものを二十四節気(にじゅうしせっき)
現在も耳にすることが多い秋分や春分、夏至なども二十四節気のひとつ

この二十四節気をさらに細かく分けたものが七十二侯(しちじゅうにこう)
24の季節をさらに3分割し、12カ月を加えると、
月の数(12)+二十四節気(24)+七十二侯(72)=108

さまざまな説のある108の煩悩
わたしたち人間のもつ苦しみ。。。

得たいものが得られない苦しみや
欲しくないものを持っている苦しみ
また…欲しいもの、欲しくないものがわからない苦しみ

苦しみには様々なものがあり、
それらを2つに分け分析してみる…
例えば
無意識的な苦しみ と 意識的な苦しみ

そして…ひとはみなそれらの苦しみの全てを
前提的にそして継続的に恐れ続けている。 
【苦しみたくない】
この気持ちにいつも苛まれている

今すぐこの先も永続的にできれば、「楽しみ」を望み、苦しみを遠ざけたい。
喜びや楽しみが楽園である
これは、意識的な努力によって獲得しなければならないもの
そのことを理解したくない…

自分自身の努力
それもより意識的な努力によって手に入れる

その前にもし、なにかしらの喜びを一時的にでも得られるならば
努力を維持することは不利という認識になり
真の苦しみを喜びに変えようという、それ自体が苦悩のように思うだろう。。
それが無意味に思えてくる。

しかし苦しみから逃れるための短絡的な喜びや楽しみは、あっという間に消えてなくなる…
そしてその証拠かのように苦しみから逃れることがない、その現実が即座に訪れる

そうやって…
受け入れるわけにはいかない
という思いを起こしながら
苦しみたくない
この気持ちから恐れを抱き続けループから抜け出す手立てがわからなくなっていく
苦しみがなんのために存在し
この苦しみのもたらす意味を見出し
感じているものの分析をしていく
抱く苦しみが自ら生み出しているものと自覚し
手放していく努力の繰り返し。。。

苦しみは、例えてみれば…
とても辛い状況の方に、そこからなんらかの知恵を生み出すよう
誰かに強いられているように感じるかもしれない。。
誰かのせいにして終わらせたくなるかもしれない
しかしそのような苦しみの積み重ねや
それらをただ苦しみとして経験しているだけでは
昇華して手放しにはならない。。

苦しみは例えるなら種である
その種に丁寧に寄り添い
そこになにがあるか
それがなんであるかをみるからこそ
そこから初めて知恵が生まれる。
(それは芽を出すようなもの)
そしてその苦しみが知恵によって昇華される時
その芽は成長して作物となり収穫される。。

そのような流れ

知性を教育し続けそれを魂の有益な記憶にする
そのようなことに苦しみや悩みがどれだけ必要なことだろうか
苦しみや悩みの訪れは、変容の機会であり目醒めの機会になるもの。
それは魂の大いなる成長である

苦しみの手放しに向かうプロセスとして…
単に感じているだけでは繰り返されるのみであること
苦しみから逃れるだけのための対策は無意味であること
ではそこにどのような努力が有効となるのか。。

様々に訪れる自身の欲の質や量の把握
求めているもの、そうでないものをしっかりと知り
そこから起きる苦しみへの理解
欲や誘惑を持たないという選択ではなく
自制して段階を持つ精神力
待つ鍛錬
認め受け入れるチカラ
静かに続ける忍耐力
そして全ての人にとってそうであり
自分だけの世界だと目を閉じることなく
覚醒して目を凝らすこと
様々なことの努力が知恵を生み出すのです。

わたしたちの持つ苦しみへの理解は…
わたしたちへの理解、他者への理解へと繋がります
どのような時も…
相手が見せてくれる態度や行動が
わたしたちの持つ苦しみを炙り出し
そこへの知恵を生み出す機会をくれるのです。。

あなたは自身の苦しみを
どのように理解し、そこからどのような知恵を生み出しますか?
それがあなたの宝となり得ること
他の誰とも同じではない輝きとなること
しかし誰かよりも優れている、ということではなく…
いつもわたしたちは同じ存在
そのような感覚へと導くものなのです⭐️

PER TE

存在するけど、しない… 癒しと魂の導きを セッションでは、 年代、生物種生死問わず魂と繋がりながら 自分では気付かない本当のあなたが望む声を 知るお手伝いをします。 必要な答えに自ら辿りつく為の気付きへ…

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